FAQ〜よくある質問と答え

さちっこキャリーについて、よくあるご質問にお答えします。

何Kgまでおんぶできますか?
これまで85Kgの人をおんぶしたことがあります。
構造上は100Kg以上も可能と思いますが、担ぎ手の体力の問題やさちっこキャリーのサイズの問題で、85kgが現実的な限界と思います。
登る時、下る時のコツはありますか?
アップダウンの件に関しては、乗る人の首や背骨、腰、膝の筋力や安定度が関係します。
筋力の低下や不安定な人は、整形外科などで使うアルミのシーネ(添え木みたいなもの)や針金でできたシーネなどを使ってそれなりに固定する必要があります。
搬送時、乗り手の重心が高くなり乗り手の頭が木の枝などに当たることがありますので周囲の人が注意する必要があります。
担ぐ時、どのようなことに注意すればいいですか?
担ぎ手を補助するループが前後左右ありますので十分練習をしてから本番に入って下さい。
決して一人だけで担がないで下さい。転倒事故に十分注意して下さい。
おんぶが難しい人にも使えるものはないですか?
さちっこキャリーには、おんぶだけのものと、担架としても使えるものと2種類あります。
担ぐ人の身長や体重に制限はありますか?
担ぎ手は身長150〜180cmまでなら対応できますが、肥満や胸厚の大きい人は困難と思います。
年齢制限や身長・体重の制限はありますか?
乗り手は2才児から170cm台85kgまでは可能です。
ただし、40kg以上の人を担ぐ時は同じ体形または十分体力のある人が担いで下さい。
体力に自惜のない方は、2人以上の協力で担いで下さい。
担いで歩く時はどんなことに注意すればいいですか?
移動時は、担ぎ手が転倒しないように周囲の人がさちっこキャリーの前後左右のループを使って介助して下さい。
緊急時にも使えますか?
直ぐに避難する必要があるときは、毛布やシーツを工夫したり、担架を使ったりして安全な場所に移動して下さい。それから落ち着いて装着して下さい。
身体に障害がある人もおんぶできますか?
麻痺や関節拘縮、筋力低下のある人を乗せるときは、前もって本人の状況を確認して下さい。
2人以上の介助のもと練習をしてから担いで下さい。障害の重い人の場合は医師、理理学療法士の指導のもとさちっこキャリーを使って下さい。拘縮の強い人は、おんぶできないこともあります。そのときは無理をせず担架を使って下さい。
ちなみに、神経内科医の指導のもとALSの患者さんを家族が担いだことがあります。このときは担架式のさちっこキャリーを使用しました。さらに整形外科で使う網シーネを使って頭部を固定しました。
なぜ「さちっこキャリー」というのですか?
当院の法人会社「さちコーポレーション」が当初開発したため。
「さち」+「おんぶっこ」=「さちっこ」と名付けました。
「幸せをおんぶする」という意味も込めています。